「見つめる少女」
W50×D50×H170cm 陶・木
「子供の肖像」
W20×D20×H35cm テラコッタ |
|
<略歴> |
1968 |
岐阜県生まれ |
1994 |
金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科 |
|
絵画彫刻コース終了 |
1995 |
第2回木内克大賞野外彫刻展 |
1997 |
第7回日本現代彫刻展/特別賞 |
2002 |
第3回ユーモア陶彫展/優秀賞 |
2003 |
洞爺村国際彫刻ビエンナーレ2003 |
|
第67回新制作展/新作家賞 |
2004 |
彫刻新鋭展2004(ギャラリーせいほう) |
2007 |
第71回新制作展/新作家賞 |
|
|
<作者から>
太古から続く生命の連なりについて思いを馳せることがある。命あるものが命を繋ぐ凄まじさは、儚くも生後二、三日で卵を抱え込んだまま死んでいく蜉蝣が教えてくれる。自然の摂理からすれば、人もまた生誕の宿命から逃れられない生き物であるが、人は幸か不幸か愛と希望を胸に抱き、葛藤し迷い、畏れと驕りを抱え込んで生誕の宿命にもがきながらその生に意味を見出そうとする。
彫刻の仕事は、見えないものを感じられる形のおきかえ、その存在性を明示するものであると思う。その中に、生命の強さと儚さ、あるいは人の叡智や愚かさというものが緊張を孕んだ静寂の中に自然に具わることを願っている。 |
|