~細田 修己  Osami Hosoda~ 2008彫刻部 受賞作家展

カテゴリー: 第71回展の記録 オン 2008年3月25日
006_1
「ディベルティメント I」
W80×D40×H80cm 黒陶
006_2
「ディベルティメント II」
W30×D30×H40cm 黒陶
006_3
<略歴>
1950 大阪府生まれ
1975 山形大学卒業
1977~1981 美学校彫刻工房在籍
1983 第4回北関東美術展
1984 第58回新制作展
1986 土岐市陶彫展シンポジューム
1988 日本現代彫刻展
1991 焼き締め陶公募展
2007 第71回新制作展/新作家賞
<作者から>
黒陶で作品を制作しています。
陶はどれだけ手をいれても変形をする、変形はするが、できるだけさせない。そのためにまた作業する。何度もの単純作業の末に何とか落ちつくところにおちつきます。
形を生み出す思想のようなものがないので作業を起こすものとして、「核になる形」を決めています。なるべく単純で特別な意味を含まないものということで、四角形(直方体)を「核」として使っています。
単純な形に単純な作業がくり返されえるだけですが、まれに目の前の物から圧力(のような何か)を感じることがあります。この圧力をずっと以前にも感じたことがあり、それにひっぱられて、ここまで作業を続けてきたように思います。
このように、なかなか窮屈な仕事の仕方をしているので砂漠という言葉を「意のままにならない場所」という意味を含め題名に使うことがあります 。

Copyrighted Image