~原田 理糸 HARADA Riito~2015彫刻部 受賞作家展
〈作者の言葉〉
新緑の季節に、材として使うため横倒しに置いておいた木から、新しい若葉が伸びてくるという体験をしました。目に見えて伸びてくる若葉の生命力とそのスピードに、心が震える思いをしたことを覚えています。 今はそんな命の発生のような事と、線の美しさを考えて制作しています。
使う木は幹が真っすぐなものもあれば、曲がったりねじれたりしているものもあるので、木固有の形の流れを活かして、流れの良い部分同士をつないだり、余分な所を切り取ったりしながら、新たな形の流れをのびやかに空間に展開したいと思っています。 |