~大野 匠 Takumi Ohno~ 2007彫刻部 受賞作家展

カテゴリー: 第70回展の記録 オン 2007年7月20日
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「千代」
70×35×180cm 樟

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「構え」
50×20×30cm 樟
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<略歴>
1977 高知県生まれ
2000 武蔵野美術大学造形学部彫刻科卒業
2001 新制作展 新作家賞(65回、66回、70回同賞)
キリンアートアワード2001 奨励賞
2002 NO-BORDER展 高知県立美術館
2004 東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了、
2005 個展 ギャラリーせいほう
アトリエの末裔あるいは未来展’05~’06
旧平櫛田中邸
2007 東京芸術大学大学院美術研究科
博士後期課程彫刻専攻修了
芸大卒業制作展 野村賞(作品・芸大買上)
東京芸術大学大学美術館
<作者から>
 私は、“ものづくり”を何から学んできたのかを考えるとき、思い出す遠い記憶がある。
土間で古釘を叩いて伸ばし、日焼けしてカラカラに渇いた杉板で、農具を作っていた祖父の姿です。そして田舎での制作を通して、木を生業とする人々の生き様や、原木のすがすがしい姿との触れ合いの中で、私の彫刻の原点は育まれました。知恵を絞り労力を惜しまず「欲するものは自分でつくる」。このような、人としての“生きる力”の中に、私なりの価値観を持った彫刻を捉えていきたいと思います。
 現在、このような視点に立って、「立ち上がるかたち」「日本のかたち」「構えのあるかたち」といった、いくつかのテーマを設けて木彫制作を続けています。

 

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