「千代」 70×35×180cm 樟
「構え」 50×20×30cm 樟 |
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<略歴> |
1977 |
高知県生まれ |
2000 |
武蔵野美術大学造形学部彫刻科卒業 |
2001 |
新制作展 新作家賞(65回、66回、70回同賞) |
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キリンアートアワード2001 奨励賞 |
2002 |
NO-BORDER展 高知県立美術館 |
2004 |
東京芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了、 |
2005 |
個展 ギャラリーせいほう |
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アトリエの末裔あるいは未来展’05~’06 旧平櫛田中邸 |
2007 |
東京芸術大学大学院美術研究科 |
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博士後期課程彫刻専攻修了 |
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芸大卒業制作展 野村賞(作品・芸大買上) |
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東京芸術大学大学美術館 |
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<作者から> 私は、“ものづくり”を何から学んできたのかを考えるとき、思い出す遠い記憶がある。 土間で古釘を叩いて伸ばし、日焼けしてカラカラに渇いた杉板で、農具を作っていた祖父の姿です。そして田舎での制作を通して、木を生業とする人々の生き様や、原木のすがすがしい姿との触れ合いの中で、私の彫刻の原点は育まれました。知恵を絞り労力を惜しまず「欲するものは自分でつくる」。このような、人としての“生きる力”の中に、私なりの価値観を持った彫刻を捉えていきたいと思います。 現在、このような視点に立って、「立ち上がるかたち」「日本のかたち」「構えのあるかたち」といった、いくつかのテーマを設けて木彫制作を続けています。 |
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