~松本 弘司 MATSUMOTO Hiroshi~ 2013彫刻部 受賞作家展

カテゴリー: 第76回展の記録 オン 2013年3月1日
006_1
「風を聴く」
173×52×52cm

006_2
「海に聞く」
165×50×45cm

006_3
「森に聞く」
140×50×45cm
006_4
<略歴>
1952 岐阜県生まれ
1975 名古屋学院大学経済学部 卒業
2002 新制作展 初入選
2011 新制作展 新作家賞
2012 新制作展 新作家賞
<作者から>
自分という存在の不思議さを問いかける時、宇宙というはかり知れないその広がりに気持ちがいきます。
宇宙誕生137億年という始まりに思いをめぐらす人間を含めた生命〔いのち=(あらゆるいきもの)〕がいる。
それは、星の一生の終わりが次の星を生むという、そのつながりによって、我々の存在があるという。
その不思議さに奇跡を思い、わくわくします。
星の一生も、人の一生も、時間のスケールが違うだけで同じ様に感じます。
それは生命(いのち)のつながりではないかと。
生きている事のすばらしさ、うれしさ、いとおしさ、はかなさ、そして死んでいく覚悟、それを受け入れ、味わうのが人生ならば、それを受け継ぎ渡していく大きな流れが〔いのち〕なのだと。

生きるとは、存在するとは、その流れの中にいる事だと思うのです。
そんな思いを、今、この時代を生きている自分という人間を通して、私なりのカタチで表現し、語りたいのです。

Copyrighted Image