「bimbo」
50×50×113cm テラコッタ
「逃げる空」
30×30×139cm テラコッタ |
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<略歴> |
1971 |
東京都生まれ |
1995 |
金沢現代彫刻展/以後毎年 |
1998 |
第62回新制作展/以後毎年 |
2000 |
金沢美術工芸大学大学院修士課程彫刻専攻修了 |
2004 |
第68回新制作展/新作家賞 |
2005 |
第61回石川県現代美術展/大賞 |
2007 |
WORKS―7人の仕事―(平塚市美術館) |
2009 |
第73回新制作展/新作家賞 |
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<作者から>
初めになるべくシンプルな芯を組む、構想の必要以上の拘束を避けるために。そして、一握りの土を置く、すると其処彼処から呼びかけられるので導かれるまま土をつけていく、ある種のインプロビゼーション。有機的なフォルムが形成されるにつれて批評的な側面が活動を始める、当然ながら手を動かすよりも、見る時間が圧倒的に長くなる。往々にして、手がよく動くのは罠であることが多い。
創造と破壊、信じること、疑うこと。二本の轍が標す道を歩いて行く。「まさかこのような地に来るとは思ってもみなかったから、僕は僕なりに造った靴で、すでに水が滲みて靴下までびしょ濡れ。背中には、彼の地で使うつもりだった小物を幾つか負っていたが、今となってはもう…。」
遅々として、なかなか進まぬ歩みではあるけれど、僕は僕の、その時々の、紛れもない在り様を見るために手仕事を続ける。顕れの囚われにならぬ為の警戒を怠らずに。 |
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