「さんかくやま」
17×33×31cm 樟
「森へ」
67×37×21cm 樟 |
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<略歴> |
1963 |
岩手県生まれ |
1987 |
東海大学教養学部芸術学科卒業 |
1993 |
第57回新制作展初入選/60回展以降毎回 |
1996 |
アートフォーラム’96(小田原市) |
1997 |
横浜・湘南周辺の彫刻家展(横浜市) |
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ふれる彫刻100展(小田原市) |
1998 |
第7回現代日本具象彫刻展(千葉市) |
2001 |
加藤裕之彫刻展(ギャラリーなつか&bp) |
2004 |
第68回新制作展/新作家賞 |
2009 |
加藤裕之彫刻展(ギャラリーなつか&bp) |
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第73回新制作展/新作家賞 |
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<作者から>
漠然と「この形いいなあ」とか、「このバランスいいなあ」なんて思うことが日常の中にはよくあります。何の変哲もない物たちの様子に気を奪われることも。向きを変えてみたり、手に取ってひっくり返してみたり、私の制作もこんな感じで、いつも自分にしっくりくる形を探しています。
ここ数年のモチーフは、遠い昔、心と身体で感じた自然現象だとか風景だとか、私にとって身に覚えのある身体に眠る心象です。漠然とした心象ですが、形にしてみたい衝動に駆られ制作しています。とは言え、彫刻としてどう成り立たせるかを問えば、どんどん物語的記憶から離れ、形体を見つめ、どう形を在らしめられるのかが最大の関心事になります。「この形いいなあ」が見つかるまで模索を繰り返しています。今回の作品はそうした私の「いつかみた風景」であり、私の「彫刻的関心事」の一端です。 |
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