命の莢「尖」
W40×D15×H140cm
石
命の莢「角」
W66×D45×H166cm
石 |
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<略歴> |
1959 |
福島県生まれ |
1983 |
第47回新制作展 |
1984 |
第3回高村光太郎大賞展/美ヶ原高原美術館賞 |
1985 |
横浜美術協会展(ハマ展)/大賞 |
1987 |
第51回新制作展/新作家賞 |
1990 |
石のオープンアトリエ/石彫シンポジウム(真鶴半島) |
1997 |
「渡辺尋志展」(岩手町立石神の丘美術館) |
1999 |
第3回雨引の里と彫刻(以後4・5・6回)(茨城県大和村) |
2000 |
「境界を越えて」(いわき市立美術館) |
2002 |
第8回十日町石彫シンポジウム |
2008 |
第72回新制作展/新作家賞 |
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<作者から>
ベクトルとは、「大きさと向きをもつ量のことである」と辞書には出ています。
今回の作品は、重なった三つの物体のそれぞれのベクトルを表現し、そこに時間の流れをも観ていただければと思い制作しました。上から下、あるいは下から上へ向きを変化させながら力の大きさや量を変えていく様をあたかも連続写真のように感じていただければと思います。
もう一作品は単体で、地べたにうずくまるような形と斜め上に向かって伸びるツノ、この二つの相反する方向性の相互関係を表現できればと制作しました。
前者は、植物(多肉植物)の形を後者は昆虫(ツノゼミ)の形を借りての制作です。
21年前、新作家賞を頂いた頃は裸婦のトルソーであり、その後、動物、昆虫、植物と移行し、漸く全てを融合できてきたと思っています。ここまで時間はかかりましたが、これからが本番と思っています。 |
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