「ディベルティメント」
W80×D30×H165cm
黒陶
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<略歴> |
1950 |
大阪府生まれ |
1975 |
山形大学卒業 |
1977~81 |
美学校彫刻工房在籍 |
1983 |
第4回北関東美術展 |
1984 |
第48回新制作展 |
1986 |
土岐市陶彫展シンポジウム |
1988 |
日本現代彫刻展 |
1991 |
焼き締め陶公募展 |
2007 |
第71回新制作展/新作家賞 |
2008 |
第72回新制作展/新作家賞 |
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<作者から>
彫刻を始めた時の思いとは異なり、落ち穂ひろいのようなことを長年続けているうちに、いよいよ数年前には全く形が作れなくなりました。
形を作ろうとして身動きがとれなくなったのなら、形を作らず彫刻を作ればよいという大変シンプルな展開のもとにできたのが、シンプルならざる「再び砂漠へ」でした。
それがまた昨年の「砂漠にて」にもなりました。
砂漠には一滴の水を得るために、霧の中で逆立ちする虫がいます。 この虫と同じようなことをしている自分に「なんだかなあ」と言いながら、粘土を型に入れ、削る作業をくり返しています。
※「…するしかない」を「…すればよい」とかえるだけで、こんなにも軽い感じになるのは驚きです。
この短文の最後も、これに引っぱられて随分軽くなりました。
こうありたいとの願いを込めて、ウソをそのまま書いておきます。 |
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